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胡蝶蘭が贈られる理由

就任祝いや開店祝いでお店や会社に胡蝶蘭が並んでいるのを見かけたことや、上司に胡蝶蘭を贈っておいてと頼まれたことがある方が多いと思います。しかし意外と胡蝶蘭が選ばれる理由を知らない方が多く、尋ねられることが多いのでこちらで簡単にご紹介したいと思います。

贈り物として選ばれる理由① 縁起が良い花言葉

胡蝶蘭には、様々な種類がありますが、どの胡蝶蘭にも共通して「幸運が飛んでくる」という花言葉があります。胡蝶蘭の文字通り、蝶が舞って幸せを運んでくると言われているのでしょう。

多くの場合、お祝いのシーンでは、相手の今後の発展・更なる幸せを願うという意味が含まれるので、胡蝶蘭はぴったりな贈り物になるのです。開業や開院、昇進などビジネスシーンはもちろん、誕生日などでも贈られます。

贈り物として選ばれる理由② 圧倒的豪華な花姿

花姿の圧倒的な豪華さや上品さが特徴で、お祝いの場面を華やかに飾ってくれます。花の開いている茎の曲線が優美で美しく、贈られた方に加えて会社で飾っている胡蝶蘭を見る方にも豪華な印象を与えてくれます。本数に応じて、より豪華さや高級感が増し、贈り物としては喜ばれます。

贈り物として選ばれる理由③ 長持ちする

花束や切り花を頂いた場合、数日から長くて数週間程度でお花が枯れてしまう経験はないでしょうか。それと比べ、胡蝶蘭は、花持ちが良い点が特徴で、通常1カ月~2カ月程度お花の美しさを楽しむことができます。

贈り物として選ばれる理由④ 季節を選ばない

花には多くの場合、旬があり、花によって季節を考えて選定しなければならないことがあります。しかし、胡蝶蘭の場合、一年中日本各地で生産されているため、季節を選ばず、美しい姿で贈ることがでるのです。そのため、法人向けのギフトの定番になっています。

贈り物として選ばれる理由⑤ 花粉や香りが少ない

胡蝶蘭は花粉や香りがほとんどないため、場所や環境を選ばず飾れます。

病院や飲食店など、花粉や強い香りが気になるような送り先でも、ギフトとして喜ばれます。

りゆう

胡蝶蘭の種類

多くの方は白い3本立ての胡蝶蘭をイメージするかもしれませんが、実は胡蝶蘭には、花のサイズをはじめ、カラー、輪数、花の本数において、様々な種類があります。値段や見た目の豪華さもそれらに応じて異なりますので、贈るシーンにマッチするサイズを選ぶことが大切となります。

大きさについて

大輪

ビジネスシーンで最も活躍している豪華なもので、見劣りするリスクがなく、胡蝶蘭の中でも抜群の存在感を放ちます。特に白い大輪の胡蝶蘭は、お祝い事の王道となっています。

大輪

大輪よりも一回り小さい大きさですが、上品さや華やかさにおいては中大輪でも十分な印象を与えます。大輪よりも少ない予算でで贈ることができます。

ミディ

中大輪よりも一回り小さいもので、上品さは十分備えていますが、豪華さはないコンパクトな大きさとなります。気軽に贈るギフトには最適です。

本数について

「●本立て」とは胡蝶蘭の花茎の本数を意味しており、1本から10本以上と幅があります。定番は3本、5本となり、本数が多くなればなるほど豪華になります。

  • 3本立ち:お祝いで最も多く選ばれるのが3本立ちで定番となっています。飾る場所も選ばずリーズナブルに多くのお祝いシーンに適しています。

  • 5本立ち:3本立ちより更にボリュームがでて豪華になります。ビジネスシーンで贈られることが多いもので、開店祝い、昇進祝い、開業祝いにお勧めです。また結婚式のような華やかな場所にも適しています。

  • 7本立ち、それ以上:5本立ちよりも更に迫力ある豪華な姿になり、特別な誕生日や法人様のお祝いに適しています。数字の7は日本では縁起の良い数字なので、7本立てを選ばれる方も多いです。

カラーについて

 

白色が定番の胡蝶蘭ですが、シーンに合わせて選ぶことができます。

  • 白色:胡蝶蘭と言われて一番最初にイメージするのが、白色胡蝶蘭だと思います。花の中心部は黄色で、花の色が白となり、どんな場所でも合う色です。流通している大輪胡蝶蘭の80%程度が白色と言われているほど、贈られる機会が多い種類です。

  • 白赤(リップ)白の胡蝶蘭の中央に赤い唇のような差し色が入っていることから、リップと呼ばれています。日本では、紅白色はお祝いの配色となりますので、選挙の当選祝いや就任祝い、開店祝いなどで贈られます。

  • ピンク:比較的よく目にするピンクは、女性らしさや明るさをイメージさせます。贈る相手が女性の場合など、可愛らしい柔らかい印象を与えるので喜ばれます

種類

贈り方マナーについて

豪華な胡蝶蘭を贈る際には、贈るときのマナーにも気を配りましょう。

スケジュールに余裕をもって注文をしましょう。

贈る時のマナー① タイミング

配送する時は、相手の都合を考えてお届けする日程を選びましょう。

一般的に贈り物をする際は日柄の良い日(大安など)を選び、仏滅は避けたほうが良いとされていますが、最近はそこまで気にされない場合も多くなっています。相談できる場合は受取人の方に事前に確認するとよいでしょう。

​一般的な目安をシーンごとに記載します。

開業・開院・開店祝いの場合

2日前~当日午前中に胡蝶蘭が届くようにするのがベストなタイミングです。中でも当日は忙しいことが想定されることから前日が良いでしょう。また、事前に相談の上決定されるのもお勧めです。

昇進・就任祝いの場合

一般的に栄転日・就任日に贈ります。大企業などは昇進や就任前に発表となるので、事前に送ることも可能ですが、前任者が在任中となりますので、秘書の方に確認してから手配するとよいでしょう。

 

結婚・誕生日祝いの場合

数日前~当日におくりましょう。結婚のお祝いであれば、挙式当日に式場に送ることや、自宅に事前に送ることもあります。

贈る時のマナー② 立て札

お祝いの胡蝶蘭を贈る時は立札を添え付けることがマナーとされています。

立て札が必要な理由は以下3つです。

  1. 一目で送り主を把握するため。

  2. 来客や周辺地域に対し、お祝い事があったことを知らせるため

  3. ビジネスシーンで交友関係の広さをアピールするため

 

立札の種類:木札・紙札

立札の種類には「紙札」と「木札」の2種類があります。紙札はカジュアルな札であり、親しい相手に向けたお祝いに主に使われます。一方で、ビジネスやフォーマルなお祝いの場合、木札が選ばれます。

立札に書く内容:表書き+贈り主名+贈り先名

表書き:赤い字でお祝いの名目を書きます。縦書きの場合は、中央上部か右側、横書きの場合は中央に書くことが多いです。

贈り主名:黒字で贈り主の個人名または会社名前、代表者の役職及び氏名を書きます。縦書きの場合は左側、横書きの場合は下部に書くことが多いです。

贈り先名:黒字で贈り先の氏名または会社名を書きます。縦書きの場合は右側、横書きの場合は上部に書くことが多いです。また、贈り先名は省略することも多いです。

ビジネスなどでは、縦書きにするのが一般的とされていますが、記入内容がカタカナやアルファベットが多い場合は横書きでもよいかと思います。

贈る時のマナー③ ラッピング

基本的にラッピングをして贈ることがマナーとなっています。

贈る方も贈られた方も綺麗にラッピングされている方が嬉しいです。

赤系の色のラッピングは、「火」や「赤字」を連想させることから、縁起が悪いと考える方もいらっしゃいます。最近では、そこまで気にされる方はあまりいないと思いますが、飲食店や竣工などのお祝いで贈る先には念のためご注意ください。

 

タイミング
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